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MellanoxがもともとRHELベースのシステムで使うことをメインにしているため、Debianで使おうとすると詳細なドキュメントがあるMellanox_OFEDが使えず割と地獄を見たので備忘録です。

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目次
minLevel3


Linuxで使うためのIBハードウェア選定

使うハードウェアは新しければ新しいほど良いとは思いますが、NFSoRDMA/SRPなどのストレージとして使うのであればConnectX-3あたりで十分です。

また、速度もFDRやEDRが使えるに越したことはありませんが、現実問題としてはQDRあれば十分です。


QDRの40Gbpsで10b8b税を払うと実効で32Gbpsとなり、IBのポート1つあたりPCIE3.0x4のNVMeの速度を得られることになります。

PCIE3.0x8の理論値が64Gbpsなので、QDR2ポートになると80Gbpsとなり帯域に対して80%と若干足りなくなりますが、RDMAとマルチパスが正しく使えればQDRでも実測51Gbpsくらい出ます。

PCIE x16スロットを使うことを前提とするならConnect-IBのOEMであるIBMのEC33というHCAがお得です。(2025/09現在)

Image Added

ConnectX3でもFDRなものを揃えられれば、FDRからエンコードが10b8bから64b66bになりオーバーヘッドが20%から約3%となるので、1ポートあたり理論値32Gbpsから52Gbpsとなり向上幅は多いです。

ただし、FDRでリンクするにはケーブル自体にFDR対応というEEPROMが入ったケーブルが必要になるので、このケーブルの本数を揃えるのが地味にコストになります。


QDRで我慢するなら、たまに投げ売られているSASケーブルとしてのQSFPケーブルが使えるので、大幅にコストを抑えることができる可能性があります。

こちらの環境では、かなり昔にebayで捨て値で買った44本入りのX6559-R6をいまだに使っています。

5mという長さとケーブルの太さに若干後悔しているものの、利用上は特に問題は起きていません。(ケーブリングの問題は起きている)


流石にConnectX-2はPCIE2.0(QDR1ポート分でPCIE2.0x8と同等)と規格が古すぎるのでおすすめしませんが、Linuxでは未だに動くので、めちゃくちゃ安ければ1対1で繋いで検証するためのスターターキットとして使うことは可能だと思います。

ホントにおすすめしませんが、Infinihostという古代のHCAでもなんとLinuxでは未だに動くので、廃棄物の中にあるのを見つけたら試してみてもいいかもしれません。CX4ケーブルの入手性が問題になりますが…。



DebianでIBを使う上で必要な/あると便利なツール

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