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SupermicroのマザーボードのFWまわりのあれこれ

主にX9シリーズの話です。

設定手順

BIOS/EFIのアップデート

RufsからDOS起動メディアを作成し、そこからアップデートするのがベタです。IPMIにログインできればそこからBIOSのアップデートができますが、FWのバージョンが古いとそれがありません。
基本的にはBIOSファイル一式にあるami.batにROMの名前を引数で渡すだけです。

C:\> ami.bat X9DRW5.115

文鎮化した際の復旧手順

もしアップデート中に電源が落ちて起動不能になった場合は、FAT16でフォーマットされたUSBメモリの直下にROMを起き、SUPER.ROMにリネームし、<Ctrl> と<Home>を押しながら電源を入れます。
上記の場合はX9DRW5.115をSUPER.ROMにリネームし、USBメモリ直下に置き、<Ctrl> と<Home>を押しながら電源を入れます。以前試したときはFAT32ではうまく行かず、FAT16で作る必要がありました。
USBメモリが点滅してしばらくすると復旧画面が表示され、リカバリ中であるという表示が出ます。終わるとビープがなり、再起動します。
Supermicroの手順上は再度DOS上からフラッシュし直せとありますが、しなくても動くは動きます。不安であればDOSから正しくフラッシュし直してください。

IPMIのFWアップデート

基本的にはWebから実行できます。しかし、何かしらの理由でFWが腐った場合はやはりDOSから実行する必要があります。
その場合は、DOSを起動しRKSCFlsh.exeを実行します。IPMIのFWの名前がDOS上のロングネームからあふれるので、適当にリネームしておき、.batファイルを作っておくと楽です。

#SMM_X9_2_59.imaをSMM_X9.imaにリネームしておく
RKCSFlsh  SMM_X9.ima

ネットワークインターフェースが生きていればWindowsやLinux上からRWinFlshを使い、遠隔のIPMIのファームアップデートができるらしいです。(が、使ったことありません。)

RWinFlsh -nw -ip 192.168.1.100 -full  SMM_X9.ima

完了まで2-30分はかかるので注意してください。

IPMIのパスワードリセット

https://serverfault.com/questions/85042/is-it-possible-to-reset-the-password-on-a-supermicro-ipmi-interface
にあるように、IPMICFGコマンドをDOSから実行するのが確実です。
ftp://ftp.supermicro.com/utility/IPMICFG/

をダウンロードしDOS起動メディアの任意のディレクトに置き、ipmicfgコマンドを実行します。

#ユーザーリストを表示
C:\IPMICFG> ipmicfg -user list

#ID2(ADMIN)のパスワードを「1234」に設定
C:\IPMICFG> ipmicfg -user setpwd 2 1234


X10とかX11でどうなっているかは知りませんが、X8-X9あたりの世代には有効でした。

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