結論から書くと、所謂MTU/MRU1454問題でした。まあこれだけ書けば分かる人には終了ですね。
RBの仕様は、PPPoEセッション上のMTU/MRUがデフォルトで1480で設定されるのですが、NTT網内のMTU/MRUが最大1454であるため、フラグメントが起きてしまうようなページを開いてしまうと、ページが不完全のまま表示されるかタイムアウトしてしまうのです。
具体的にはこのブログのTwitterプラグインで問題が起きます。なので、同様の問題があって検索した人がこのページを開けないという残念な問題が起きます。(ぇ もしかしたら不完全ながらも表示できるかもしれませんが。
このページをRB2011から別のPPPoEセッションを張りWANから参照してみた際のログですが、デフォルトの設定だと、以下のように、特定のファイルだけいつまでもファイルが降ってきません。
Pingなどが途切れることはなく、なおかつ問題ないページは問題なく表示されるのですが、一部の広告表示用Javascriptが挿入されているようなページだとタイムアウト待ちをするため、ブラウジングの際にページの表示速度が非常にストレスフルな表示速度になります。
内側のLinuxから行ったtracepathの結果やWebFigの表示結果を見る限りは、MTUの値は1480のデフォルトでも正しく1454で受け取るようなのですが、MRUの値は1480のままであり、これが問題になるようです。
解決するには、PPPoEインターフェースのMRUを変更します。
MTUは自動設定されますが、一応変えておいたほうが無難だと思われます。OK/Applyをクリックすることにより設定を反映しますが、その際にPPPoEを切ってから再度接続を行うため、ISPによってはIPが変わります。(OCNの環境だとIPが変わりました。)
変更後、見た限りWebページによって表示が遅い問題は解決しました。現在、2つのIFを束ねたBonding IF上に タグVLANを作成し、LANセグメントをいくつかとWANセグメントインターフェースを作成していますが、この構成でも問題なく動いています。
完全に接続ができないわけではなく、さらに回線速度測定ページなどでは問題なく速度が出てしまうため、この問題に気が付きませんでした。
悩んでいたところ解決の糸口を享受していただいた@neko6_tweetさんに感謝です。
しかし、1.6万前後でここまでVLANなどがいじれるルーターはなかなかないですね。ちらっと見たところポリシーベースルーティング(PBR)も当たり前のようにできるようですし、ネットワークにおける大体のやりたいことをどうにかする方法があるようです。これは魅力に取りつかれる人が多いのも納得です。
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