コミュニケーション 
Monday, February 10, 2014, 10:59 PM - チラシの裏
Posted by Administrator
 プロジェクトで色々手が回らなくなってくるとプロジェクト内に人を増やそうとする訳ですが、人が増えるとそれだけ何かを訪ねようとしたときに経由するホップ数も増えます。自分は出来るだけ人とのコミュニケーションを取らず、粛々と作業をしたいタイプの人間なので、この問題は非常にめんどくさいのです。

 作業Aの確認をするために上長Aに聞き、上長AがチームBの上長に聞き、チームBの上長が実際に作業した作業者Aへとネゴシエーションを取り、やっと自分と作業者Aとのコミュニケーションを取れる、と言うルーティングを経由しないといけないのですが、一々メールのCCにあの人この人を入れて送信して…というのがもう煩わしい。一々言葉遣いなども気にする必要があるので更に煩わしい。

 このため、どうしても自分で分かりそうなところはやってしまおうとするのですが、カオス最盛期のプロジェクトのドキュメント管理なんてちょろっと入った人間から分かるはずもなく、あそこかここかと探っているうちにハマってしまう、というのがよくあります。ネットワークドライブからドキュメント全て持ってきてGoogle検索アプライアンスにぶち込みたい気分です。使ったことありませんが。
 しかし、ここでハマっても前述の人間のネゴシエーションするのめんどくさい(と言うか気力が要る)病にかかっているのでデッドロックに近い状態になるのです。運良くドキュメントを見つけられたとしても、非常に時間がかかってしまうという。

 そんなことを、某女に「何でも自分で片付けようとするのはやめた方が良い、人間それほど万能じゃない。分からなかった時点で聞くべき」と言われてふと内省しました。しかしあの人は一体どんな戦場を駆けてきたのだろうかと言うレベルの強さ…ただひれ伏すのみです。


 ITと言えば電子なイメージがありますが、ITこそ人間とのアナログ通信というどうしようもない結論に行き着きます。まあ、認識合わせとか言う何かで1時間2時間も話あってるだけで仕事したつもりになってるのは日本だけらしいですけどね。
 「認識合わせ」については以下が詳しいです。
http://glossary.tank.jp/t0E75.html
 別件で議論しているときの「そういえばアレどうなった」は本当にやめていただきたい。

 やー、ゴミな環境にいると吐き出すゴミの量も増えますね。
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