T-Power I45まとめ 
前エントリで少し触れたBIOSTARのOverClocker向けマザー、T-Power I45を使ってE1400とE5400をOCしてみました。

長いので読みたい人だけ読んでくださいな


まずE1400から。
以前のエントリの通り、E1400はFoxconnのP35AでOCした結果、デュアルコアでは3.6GHz、マルチコアを殺しシングルコアとして立ち上げると3.8GHzまでが限界だった。

そして板を交換。板によってOC耐性が変わるので、もしかしたらP35Aではいけなかった4GHzという一つの壁をT-Powerならいけるのではないかと期待。

T-PowerでのOCは、普通のマザーと同じでCPUのベースクロックをいじる。なのでFSBは特に意識する必要はありませんでした。Foxconn独特すぎ。


BIOS画面。

BIOSの配色は3色から選べる。こんなの初めてだw

電圧、メモリのタイミングなど。
正直これ何w
いじっても効果が分からない。。極端な値にするとPostに失敗するのは分かったけど。。


OCをするには、いろいろな所の限界値を探らないといけない。まずはメモリ。使用するメモリは以前と同じColsairのOCメモリ、TWIN2X4096-6400C4DHX(800MHzの2GBメモリ)をシングルチャンネルで使用。
調べ方は、CPUのクロックはいじらずにメモリのレシオを変えていき、選べるレシオの最高周波数に達してもOKな時はCPUのクロックを上げ、選べるレシオの周波数を上げてゆき、詰まったら電圧を上げて反応を見てみる、と言うものです。地道すぎる。

メモリの限界値はP35Aと同じく、1100MHzが限界のようでした。

次に調べるのはCPUのベースクロックだ。
ベースクロックを調べるにはCPUのSpeed stepという項目をDisableにして、CPUの倍率を最低にした状態で徐々に上げていきます。
6倍時には420で回ったので、10倍の時にも同じように回れば4.2GHzまでいけるという計算。
CPUの倍率を上げるとこううまく動かないので、「限界は420」と言うことにする。

この2つが分かったらCPUの倍率を上げて行く。
いきなり倍率を10倍に設定してベースクロックを420にして見るもPostに失敗。ですよね…

倍率を10倍に固定したまま、今度はベースクロックを下げてみる。350にしたところWindowsは起動したので、今度は少しずつベースクロックを上げてみる。

360に達した頃から挙動が怪しくなり、Winのブートにこけるようになってしまった。。
360の状態でCPUの電圧、チップセットの電圧両方を盛っていき、安定する電圧を見つける。
その結果、チップセットに0.25V盛り、FSBに0.1V盛り、コア電圧を1.6VにすることによりOSが立ち上がるようになった。


これを繰り返していき何とか380まで達することが出来た。
しかし、電圧が1.88Vという極めて高い状態になってしまい、そのせいかPi1Mのスコアは3.7GHzの時が19秒だったのに対し3.8GHzの時は22秒まで落ちてしまった。

何かの設定を間違えたかと思ったのだけど、メモリの周波数もほぼ同じだった。
もう一度調べてみると、なんと3.6GHzの時が最も早くPiを終えていた。



ある限界を超えるとOCの意味が逆になくなってしまうこともあるようだ…けど正直謎だ。

しかし目標は4GHzに達すること。何とか出来ないか、とやってみたのだけど俺の技術ではコアを殺さないで達するのは無理でした。

コアを殺すと、念願の4GHzに達することが出来た。



Piの計算時間で見ると、4GHzで動かす意味は自己満足の他に全くないと思った。


もうこれ以上E1400をいじってもクロックは上げられなかったので、限界に達したと判断し、E5400をOCをOCすることにした。

なぜE5400かって?中古バルクで6000円で売っていたので新品市場価格を考えると安いと思ってIYHしてしまったのさ><
↑どうしようもないやつですね

テストの結果、6倍時には350で回ったので、もしこれが本来の倍率である13.5倍で回れば4.7GHzで回るという計算。

13.5倍で動かそうとするとベースクロック300を超えたあたりから極端に挙動が不安定になってしまったので、倍率は13倍に固定。


到達できた最高周波数は4.3GHzでした。ベースクロックを340にしたあたりからコアに電圧を盛っても安定せず、CPU・amp;#124;Zを起動できませんでした。

しかし、E5400は300*13倍にコア電圧1.5Vで到達でき、しかもアイドル時室温22度でCoretemp読みで28度、Prime95実行時に60~70度という発熱でした。

使用したCPUクーラーは以前じゃんじゃん亭で1000円で買ってきたZalman CNPS8000というクーラーだったので、これをもう少し強力なクーラーにしてケースのエアフローさえ気をつければ普通に4GHzで常用できると思う。

13*300の時にPrime95を2時間実行しても特にエラーは出ていなかったので3DMarkを実行してみた。

ちなみに使用したGPUはGeforce 8800GT。


大体デフォルトE8400+3870をCFして使ったときと同じスコアです。
はええwwwww


おまけ;FoxconnのP35AでE5400をOCしたときの結果


FSB1000(13.5*250=3.37GHz)まではデフォルト電圧で回ったものの、FSDB1100以上にするとバグるwwwww
Freq=21GHzってw
Foxconn、早くUpdateBIOS出してください



結論:T-Power I45はお買い得OCerマザーで、E5400も4GHzで回ることを考えるとコスパに優れている。


コメントを書く
必要事項とコメントを入力して下さい。









タグの挿入