UnetbootinなどのUSBフラッシュメモリにISOを書き込むツールもあることにはありますが、それでも書き込みには結構時間がかかるし、うまく起動しないOSもあったりします。
これが面倒で一時期PXEブートとかiSCSIでCDドライブを共有してそこにgPXEで繋いで起動出来ないかとか色々やったのですが、結局どれも面倒orうまくいかずじまいでした。
これに対する一つの解としてはIPMIについてくるバーチャルメディア機能があり、手元のISOをネットワーク越しにCDドライブとしてエミュレート出来る機能があります。どのサーバーにもこれがついてくればいいのですが、この機能はメーカー製サーバだと別ライセンスで買わないといけなかったり、追加HWを買わないといけませんでした。まあ、これにはIP-KVMや電源管理などの機能も含まれるのでそれだけではないのですが。
あとはHPやATEN等から出ているIP-KVMにも現行世代のものであれば同じくバーチャルメディア機能はついてくるのですが、現行品はまだまだ流れてこないor高いので僕のような貧乏人には現実的ではないです。
そんなことを思いつつもここに来てサブマシンのODDの調子が悪くなり、ないとOSをインストールするときに不便なので仕方なしに交換しようと思っていたところにこんなものを見つけました。
アキバIOSYSにて1980円。直訳すればUSB光学ドライブ共有ですね。裏面を見るとホスト側はWindowsである必要があるようですがクライアント側はOSに依存しないようなことを書いてあった(英語ですが)ので買ってみました。
中身
ケーブルのみで取説、CDメディアなどは何もなし。おいこれ大丈夫か、と思いましたがEzODDでググるとこんなものが見つかったのでこれを参考にホスト側に先に挿してみます。
USBに挿すと新しい光学ドライブが追加されるのですが、その中にプログラムがありそれを実行するとこんな感じになります。
物理ドライブのみではなくDaemonToolsのような仮想ドライブにもブリッジできるので、NAS上のISOも読めます。
共有を開始したらクライアント側にUSBを差し込み、BIOSからUSB-CDを選択すると無事に起動できました。
さすがにネットワーク越しにまとめて管理する、と言うことはできませんが、一々メディアを焼かなくて済むようになったのは個人的に嬉しいです。この間pfsense 2.0 RC1-RC5 までのメディアを見てこれもう使わないよなあ無駄だなあと思ったので…
ODDレスでサーバーなどを動かしていて、OSのテストとかであれこれすることが多いような人にとっては結構便利なツールだと思います。個人的にあと2個くらい予備で買おうかなあとか思ってます
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