まず、GT120a本体が28Kg程度あるのでアキバから持って帰ってくるのに一苦労でした。その日は持って帰ってくることで精一杯で電源だけ入ることを確認して力尽きました。まあ、これはよくあることなので 別にいいです。
そして次の日にアルバイトに出勤する前にちょろっと某所を見ると、何故かXeon E5520が1つ1.2万で2個売っていたので、価格のつけ間違えではないかと思いつつとりあえず何も言わずIYHしました。まあ、1つのプロセッサーの能力としてはCore i7 920程度だと言うことを考えると妥当な値段かもしれませんが、マルチプロセッサ用CPUになるといきなりギャランティーがのって価格が跳ね上がるんです。それを考えると異常に安いのです。
この時点ではGT120aで使用しているM/BはIntel 5520なので、オフィシャルではE5520は搭載していないのですがチップセット的には対応しているし、後継機種のGT120bではE5620が載るので問題ないだろうと思っていました。
…が、そこまで物事うまくいきませんでした。
CPU を1つだけで起動するとSocket 0でもSocket1でも起動するのですが、デュアルプロセッサにすると起動できず。基本的に1CPU時はSocket0じゃないと起動しないと思っていたのですがSocket0に載せずにSocket1だけに載せてもPOSTするんですね…。
1CPU構成時にはしっかりとCPUIDも見れ、ベンチマークも通るのでHW的には問題無さそうでした。CPUIDで調べるとCore i7と同じマイクロコードなので誤認識してるのかとも思いましたが、Intel 5520でCore i7はそもそも動かないですし…。
http://homepage.virgin.net/roy.longbott ... esults.htm
どうでもいいですがマザーのシルクにはSocket0/1と記載されているのですがBIOSではCPU1/2なのでどちらかに統一して欲しいです。メモリのバンクも0から始まるのか1から始まるのか…。
次の日もバイト出勤前にまた某所を見るとE5504が置いてあった(これは1週間くらい前からありましたが)のですが、まあもう少し色々試してから駄目だったら買ってみようと思ってこのときはスルーしてしまいました。今思えばこのときに四の五の言わずに買っておくべきでした…。
家に帰ってまたM/Bを眺めるとCPUの近くにEnable/Disableの切り替えっぽいジャンパーとメモリのVcc切り替え?っぽいジャンパーがあったので2^5回ほど組み合わせを試してみたのですが2CPU時には意味無しでした。
ここまでで分かったことは
・1ソケット時はどっちの石/ソケットでも立ち上がる
・石はおそらくどちらも正常
・CPUのソケットは2つとも正常
・メモリソケットも正常
・2CPU時にPOSTしないと言うことはCPUをうまく認識できてない?
・CPU-CPU間のQPIパスが死んでる?
・BIOS側で制限してる?
ここで、マザーが正常なのかどうなのかを確認するためにE5504でも買ってこよう…と思っていたらいつの間にか売り切れていましたorz 売り切れてから思う「何故買わなかった」という自責の念。
何にせよ、せっかくのCPUを無駄にしたくないのと16スレッドの姿が見られないのでどうにかして見たいと思っていたところにSupermicroの板が。この板ならいける!と、西のIYHの神を見習ってIYH!!!もはや16スレッドを動かすことが目標になりつつあります。と言うかもう泥沼にハマって肩ぐらいまで沈んでいますね。
さて、●の板にE5520を載せて起動してみると…POST来た!
しかもこの板にはVGAリダイレクトのIPMIがついているので、VGAに映る全てのものが遠隔地から確認できます。わかりやすく言うとBIOSも見れるVNCがマザボ上についてるようなものです。一度使ってみたかったんですよね。
手前が実際にVGAに出力されている映像で、奥のディスプレイに映っているのがIPMIのコンソールです。
POSTが通ったのでOSを立ち上げて確認。これが見たくて色々IYHしたのでこれを見れて満足です。
このあとにアキバをさまよっていたらE5504を見つけたのでやけになってIYHしました。以前の値段よりは若干高かったですが定価を考えればまだまだ安いです。
で、これをGT120aにつけて起動してみるとこっちでもPOSTしました。Phoronix-Test-Suiteも1晩中回ったので大丈夫そうです。
ちなみに、Express5800 GT120シリーズに使われているクーラーのネジ位置は普通の1366用のクーラーと同じなのですが、バックプレートを使っているのでプッシュピン式のものは使えません。一番いいのは純正クーラーを見つけてくることですが、中古などでこれに遭遇できる確率はかなり低いと思います。実際にアキバ中や ebay/ヤフオクを探しても見つかりませんでした。
それなら作ってしまえ、とアキバのラジオでパートに売っているクーラーを買ってきました。
左が純正、右が1000円のCPUクーラー。おそらくHPのWS かDT機で使われていたであろうものです。ネジ穴そのものはジャストだったのですが、そのままつけようとするとVRMについているヒートシンクに干渉してしまうのでクーラーの一部を切り取りました。
ディスクグラインダーでw
ちょっと対象が小さくてやりづらかったですが何とか切断できました。まさに"自作"PCです。
1個目はまだコツが分かっていなかったので気がついたら伝熱のパイプを切ってましたがまあこれくらいなら許容範囲でしょう…。
右が切断前、左が切断後です。
これで無事にシンクに干渉せずにつけることが出来ました。
こう色々いじっていると「ネジ位置が少し違ってあと少しでつかない!」とか「あと少しでつくのにぶつかって取り付けられない!」というのに多々遭遇してきたので、「ないなら可能な範囲で作ろう」というある意味悟りを開きはじめました。電動ドリルとディスクグラインダーはあるととても便利です。
1366のマザーはトリプルチャンネルを使っているため、最高のパフォーマンス(メモリ帯域)で動かすには3x2の6チャンネルで動かすのがいいのですが、そもそもメモリ枚数が物理的に足りません。メインマシンの2GなDDR3-PC1600を6枚をばらしてテストしましたが、いずれメモリーは買ってきます。と言うかメモリを買ってこないと動かせないです。
要約すると
Express5800IYH!!!!!→ それに使うCPUもIYH!!!→Express5800じゃE5520うごかねえガタン→E5520用のSupermicroの板 IYH!!!→POST来た!!!!!→アキバ探したらまたE5504があったのでE5504IYH!!!→つかメモリが物理的にたりねえガタン
そして、最終的にXeon E5504x2な鯖とXeon E5520x2な鯖が 生えてきました。
E5504はGT120aのケースに、E5520はSilverstoneのTJ05STに納めました。まあ、TJ05STも中古で拾ってきたのですが。どうでもいいですがML115を除いた部屋にあるケースの全てがE-ATX Readyという。どうしようもない。
これらを使ってやりたいことはいくつかあるのですが、最近何故か忙しくて自分の時間が取れないのでまだまだ何も出来ていません。
なので、時間が取れたら色々やってみたいと思います。
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Twitterにも投稿しましたが、部屋に散らかっているものを片付けたらこうなりました。
まだ積むものはあるのですがこれ以上は手が届きませんw
ミクの足元にも及ばないです
おいやめろ可哀想なものを見る目で見るなあああ
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近所にあまりにも売ってないので箱で買った。後悔はしていない。
48缶…もう何も怖くない
しかし3缶/Dayというハイペースで消費してしまっているのでもう少し味わって飲まないとあっという間になくなってしまいますね…
話は全く変わるのですがなんとなーくWindows Home Server 2011をいじってみました。いじった感想、基本はいつも通りのWindowsです。違う点としては基本設定が終わったあとにUPnPを使って80番と443番のポートをあけようとするので、家にすでにWeb鯖が置いてある人は注意が必要かもしれません。IX2015はUPnPガン無視するので関係ないですが。
基本はWindowsServer2008R2なのですが、それから難しい機能(Hyper-Vとか)を削った代わりにWebUIから動画が見れたり音楽が聴けたりファイルをDLしたり出来るようになっているので、初めての人にもわかりやすいのではないかと感じました。
PCでWebから動画を見るにはSilverLightをインストールする必要があります。リアルタイムでエンコードするので元のでかい容量の動画をモバイル回線で見られる程度の画質まで落とすことが出来ます。
リアルタイムエンコード時のCPU使用率@E5200 3.6GHz
スマホ向けアプリがあるので、スマホからの使用こそ一番力を発揮するのではないでしょうか。
何気に、ServerとついているだけあってデスクトップOSでは出来ないソフトウェアRAID5が出来ます。クソ遅いですが。
しかし、純粋なサーバーとしてみるとWebUIからHDDのステータスが見られなかったり細かい作業はリモートデスクトップからGUIでせこせこと行う必要があるので「FreeNASの方がよくね?????」という結論が出ました。評価版ライセンスが切れたらそれまでかな…。
総合的にサーバーと言うよりは家電という特色の方が強いと思いました。LegzaからもDLNA越しに動画を見ることが出来ましたし。まあ、初めてサーバーに触るという人にはいいんじゃないですかね?僕はmdadm/zpoolを薦めますが。
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rsyncの同期が終わったので(1T程度のデータで約3-4時間)Windowsクライアントからどの程度速度が出るのか引っ張ってみたところ、何故か異常に速度が出ないと言う事態が起きました。
GibEで繋がったローカルですよ?VPN越しとかじゃないですよ?それなのに100Mbpsも出ないなんてこんなの絶対おかしいよ…とFreeNASのSamba/CIFSチューンをしてみたのですがどこをいじっても変化はありませんでした。
他のマシンから引っ張ったらどうなるかと思い、XPマシンと同じWin7の作業用マシンから引っ張ってみたところ、コンスタントに80MB/secは出るのです。
XPはともかく、同じWin7で何故こっちだけこんなに速度が出ないのかと色々考えてみたところ、違いとしてNICを複数枚持っているかどうかと言う点が出てきました。
LinuxRAID機とのやりとりは全く問題ないのですが、まあとりあえず試しにNICを1つ無効にしてみようとコンパネから無効にしてみました。
実験用仮想マシン用に色々NICを持っていてカオスです。
FailOver構成のNICを1つ無効にして方肺にすると…
他のマシンと同じ速度が出ました。もう一度NICを有効にしてみるとその前と同じ1MB/secまで落ちたので、どうやらRealtek teaming utilityとFreeNASの相性は悪いようです
結論
Windowsと蟹に難しい事をさせるな
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前回から色々実験してとりあえず不安は消えたので本格稼動してみました。
別に速度が必要なわけではないのでzfs set compress=lzjpで圧縮を有効にした状態でrsync server nasをしてみました
かくっと速度が落ちるところは転送が終わって新しいファイルを読み込み始めるタイミングです。ファイルサイズが大きければ大体500Mbps程度で転送してます。
CPUはやっぱり80%前後で張り付きます
Compressを有効にすと単純なファイルの読み書きは早くなりました。
/root: dd if=/dev/zero of=/mnt/vol/3 bs=1M count=3000
3000+0 records in
3000+0 records out
3145728000 bytes transferred in 5.329505 secs (590247691 bytes/sec)
とりあえず様子を見てみたいと思います。
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