【Strage】Windows7からiSCSI MPIOもどき 
 大した内容ではないのですがMPIOが無効化されているWindows7からMPIO的な事ができないか試してみました。

 MPIO(Multipath I/O)の利点としてラウンドロビンによる帯域の広域化、万が一リンクが切れても他のリンクで賄うというフェイルオーバーがありますが、ここではどうにか帯域の広域化が出来ないか試してみました。
 MPIOに対応しているサードメーカー製のInitiatorがないかなと調べてみたところ、Starwind iscsi inisiatorあたりがそれに対応しているみたいなのですが、登録の時にメールアドレスが協力会社以外のところのものだと蹴られてしまい一般人には入手する術がないです。
http://www.starwindsoftware.com/iscsi-initiator

 それならば、物理的に2つに分けられたネットワーク越しにマウントしたボリュームをソフトウェア的にRAID0したらどうなるのか、と思い試してみました。

ターゲット Express5800 GT120a(E5504 x2,Mem12G,HDDx4 ZFS-raidz,compress=lzjb,iscsi-target=ietd,Writeback Enabled,NIC=intel 1000PT Dualport)

クライアント 作業用マシン(NF680i,E5300@3GHz,Mem4G,Win7SP1,NIC=nVidia nforceNIC x2)


作業用マシンにはふさがってしまったオンボNICを賄うために通常用途の為のMarvell 88E8053が増設してあります。

まずそれぞれのアレイを試した結果です。



なんでNICのチップが同じくせにばらついてんだ、と言いたくなりますがおそらく誤差の範囲なのでしょう…

それをRAID0にしてみました。




 シーケンシャルは確かに伸びました。が、ランダムRWは変わらないです。まだチューンのしようがあるのかマシンの限界なのか、プロトコルの限界なのか…

 ちなみにRAID0なので、NICの故障やネットワークケーブルが抜けた瞬間マシンがティロ・フィナーレ!します。

 


 NICを交換したりケーブルを挿し直して再接続できればボリュームは自動的に復元してくれますが結構ギャンブルですね

 まあ、そういうものもある、と言う参考に…なるのでしょうか。

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【Strage】ZFS-on-Linuxあれこれのメモ 
 一部の人からぶん殴られそうなZFS-on-Linuxですが、これははたして実用出来るか?と、今色々試しています。そのときのメモです。
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【HW】PCI-XのNICはどれだけ速度が出るか 


 以前手に入れたこれですが、なんだかんだで全てのポートを使い切ったことがありませんでした。実際PCI-Xで4Gbitも出るのか?と思い試してみました。
 測定方法;サーバーでiperf -sをしてコネクションを待ち受け、4台のマシンからiperf -c server -i 1 -t 60 -w 128Kをするだけです。

 結果
 


 見事に理論値まで使い切ってます。PCI-Xも結構いけますね

 次に受信中に送信したらどうなるか試してみました。上のコマンドをサーバーからも4つやるだけです。

結果



 さすがに無理がありました。そもそも受信中に送信すると、シングルポートでも
NET | eth6 79% | pcki 593732 | pcko 763940 | si 673 Mbps | so 793 Mbps | 

 となり、上下で1Gを使い切ることは難しいので妥当なところだと思います。それでも上下の合計が1G以上になるのでやっぱりPCI-Xは速いですね。もうオワコンですが。

 PCI-Xはバス全体で帯域を共有するのですが、理論値は64bit * 133MHz = 8117Mbpsまであるので、もう一枚NICを追加して同じ事をして8ポート全部一気に使ったらどの程度まで落ちるのか、と言うのも気になります。が、物理マシンのセッティングが非常に面倒なので諦めます。

 まあ、Nehalem世代からはPCI-Xは切り捨てられたのでおとなしくPCI-EXを使えと言われそうです。

//追記//
1000-Tは全二重とはいえ250Mbpsの線を4本で束ねて通信するので上り下りの合計が1Gbpsでした。死にたい
http://www.aim-ele.co.jp/tech/metal-tech6/

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【Linux】iSCSI Enterprise Targetを今更試してみた 


 LinuxのZFSでHDD4本を使ったRAID-zしたディレクトリの上に10GBほどのイメージをつくり、apt-get install iscsitargetして簡単に作ってみたiSCSIターゲットにWindows7から接続してみました。サーバーとクライアントでNICをそれぞれ割り振り、ケーブル直結です。
 特にジャンボフレームなどの設定はしていませんがZFSのキャッシュ効果で出ている値がおかしいです。Random4kのReadがこれはおかしいw

 ここまで来てWindowsはサーバーOS以外はMPIOが出来ないということに気がつきました。ふぁーっk
 まあここまで出ていれば合格点ですが、せっかくNICが沢山あるので有効活用したかったですね。

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【HW】Windows serverのメモリ認識 



 Hyper-Vによる仮想化であれこれしようと以前のXeonE5520x2マシンにNon-ECCで装備できるメモリをフル装備(4GBx12スロット)してみました。




 が、何故か「ハードウェア予約済み」というところで48G中16G取られてしまうのです。まあ、結論を言うとものすごく単純な問題だったのですが。




 そう、使用したOSがWindows server 2008R2 Standardだったのでこのメモリの壁にぶち当たったのです。普段そんなにメモリを積む事なんて無いのでメモリの認識量は考えていませんでした。当然全てのメモリを認識するものだと思っていたのですが。なんの為のx64なんですか…
 これに気がつかずにメモリが物理的に壊れていないかとか色々チェックして4時間5時間くらい使ってしまいました。しかし、何故かWindows7だとこの制限はなく普通にフルで認識できます。


 

 仮想化で遊ぶならMSからHyper-V Serverと言うものが出ているのでこれも入れてみたのですが、こっちは問題なく全てのメモリを認識できました。WindowsのくせにGUIではなくCLIから設定する必要があるので癖がありますが。

 ESXと比べるとおそらくESXの方が速そうな気がしますが、実際どの程度パフォーマンスに差があるのか気になるところです。時間はかかりそうですがちょこっといじってみます。

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