イット業界 
Wednesday, January 22, 2014, 10:47 AM - チラシの裏
今年から新しいプロジェクトに出向しているのだけど、この先がいろいろとひどい。

例を上げると、ハードディスクの記憶域管理方法にLVMという歴史のある技術があり、これを利用することにより柔軟にデータ域を管理することができるんですよ。データ域が足りないならディスクを足せばいいじゃない、的な。

普通、データ域が足りなくなった場合の拡張方法としてだいたいどちらかのパターンで拡張します。

□=物理記憶域
■=OSから見える論理領域(合計は物理記憶域を全てたしたサイズ)
横列が別のディスクを指し、縦列がパーティションをさします。

パターン1
ストレージサーバーなどに接続していてディスクサイズが拡張可能の場合、割り当ててるディスクサイズの大きさを増やし、増えた分を新しくパーティションとして割り当てる


_





パターン2
新しくディスクを割り当てる

 ■
___
□+□


普通はこのどちらかでどうにかします。大体は後者かなと思うのですが…
さて、わかる人はわかると思いますが、パターン1は制限があります。そう、BIOSの制限からくる、物理パーティションの最大数制限です。物理パーティションは最大4つまでなのです。

つまり、パターン1の場合、既にパーティションが4つある場合、ディスクサイズを拡張しても使えません。


_







※=未割り当て領域

LVMに関していえば、一度fdiskからパーティション情報を消し、拡張済みのサイズで定義し直せばデータを消さずに拡張しなおすことはできます。イメージとしては最後の□を消し、※と合体して縦に二つくっついた長方形として定義するようなものです。記号がないですが。

まあ、そういう方法があるにはあるのですが、その方法を知ってなお作業責任を取りたくないからなのか知らないからなのかは不明ですが、最終的には以下のようなりました。

 ■
___
□+□





※は犠牲になったのだ…事前確認漏れのな…

過去に何度か拡張作業があったらしいのだけど、この拡張方法もサーバーによってパターン1だったりパターン2だったりしたので、もうカオス…


そして、このあとディスクを拡張したことにより、バックアップに必要な領域が増えてバックアップ先があふれることになるとは、誰も気がつかなかった…


いやー面白いですね、この業界は!!!!!!



はーさっさと別のところ行きたいです。




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